鰻といえば、甘辛いたれの蒲焼き。ずっとそれ一択だと思っていました。名古屋のひつまぶし専門店、まるや本店が7月15日に出した「鰻炊き込みご飯」5種は、その王道からあえて外れてきます。白焼きに、蜂蜜やトッポギを合わせる。最初は戸惑う組み合わせでした。
なぜ、白焼きに蜂蜜やトッポギなのか

鍵は、5種のうち4種が「白焼き」を使っている点だと思います。
たれで味を決めた蒲焼きは、それ自体で完成しています。一方の白焼きは、鰻そのものの味。味が付いていないぶん、合わせる相手の幅が広い。だから、黒胡椒とドライトマトと枝豆、蜂蜜とごぼうときのこ、山椒とさつまいも、韓国風にトッポギとピーナッツとごま油、といった冒険ができるわけです。鰻を「たれで食べる主役」から、「他の素材と組む具材」へ置き換えている。もちろん、伝統の秘伝たれの蒲焼きも1種きちんと残っています。
その冒険を支える、180年のたれ

攻めた5種を出せるのは、土台がしっかりしているからだと思います。
まるや本店の秘伝のたれは、天保14年から続くとされる伝統製法のたまり醤油がベース。およそ180年の時間が背骨にあります。まるや本店自身がそう狙いを語っているわけではありませんが、王道の味を確立している店だからこそ、そこから外れた組み合わせにも説得力が出る。変わり種は、伝統の裏づけがあって初めて冒険になるのだと思います。
常温で1年、レンジで2分

実用面も、この商品の見どころです。
常温で約1年保存でき、食べるときは電子レンジで約2分、または湯煎で温めるだけ。約1食分が一つにまとまっています。冷凍庫の場所を取らず、備蓄として置いておける。ひつまぶし専門店の鰻を、思い立ったときにすぐ食べられる手軽さです。
どの日に、何と合わせるか

使いどころは、まず忙しい日の一杯。帰って2分で、鰻の炊き込みご飯が食べられます。
土用の丑の日に、5種を家族で少しずつ分けて食べ比べるのも楽しそうです。伝統の蒲焼きには冷やした日本酒かビールを。韓国風には、また違う合わせ方ができる。価格は1食1,380円(税込)で、炊き込みご飯としては安くはありません。ただ、老舗のたれと、鰻の新しい食べ方をまとめて試せると考えれば、払う理由はあると思います。販売はまるや各店、オンラインショップ、百貨店、道の駅などです。
商品情報

- 商品:鰻炊き込みご飯シリーズ 全5種/有限会社まるや本店(ひつまぶし専門)
- 5種:伝統の秘伝たれ蒲焼き/白焼き×黒胡椒・ドライトマト・枝豆/白焼き×蜂蜜・ごぼう・きのこ/白焼き×山椒・さつまいも/韓国風蒲焼×トッポギ・ピーナッツ・ごま油
- 価格:各1,380円(税込)/約1食分/常温保存 約1年/レンジ約2分(500W・600W)または湯煎
- 発売:2026年7月15日/販売:まるや各店、オンラインショップ、百貨店、道の駅
- 秘伝のたれ:天保14年から続く伝統製法のたまり醤油がベース/公式:https://www.maruya-honten.com
出典
- 有限会社まるや本店 プレスリリース(@Press):https://www.atpress.ne.jp/news/615482
- まるや本店・秘伝のたれの歴史 参考:まるや本店公式 https://www.maruya-honten.com/