「2年連続最高金賞」。新潟県小千谷市の老舗そば店わたやが出す「みどりのラー油」に付いた文字です。数字や賞の言葉は、まず一度疑ってから読むことにしています。この最高金賞は、他社を蹴落として得た一番、という意味ではないようでした。
その「最高金賞」は、順位ではありません

受賞したのは「おもてなしセレクション」というアワード。2015年に始まった、日本の優れた商品を海外へ広めるためのプログラムです。
調べて意外だったのは、これが相対的な順位付けではなく絶対評価だという点。日本在住の外国人専門家が、実際に手に取って審査する。世界に伝わる日本らしい魅力があるかどうか、いくつかの基準で見て、線を越えたものが認定される仕組みです。最高金賞は、その受賞対象の中でも特に高く評価されたものに与えられ、2026年の第1期では7つだけ。つまり「1位」ではなく「合格ラインを、二年続けて堂々と越えた」と読むのが正しそうです。
緑色の正体は、新潟の「かぐら南蛮」

そもそも、なぜラー油が緑色なのか。ここがこの商品の芯だと思います。
使われているのは、かぐら南蛮という新潟の伝統野菜。見た目はピーマンのようで、実はしっかり辛い唐辛子の一種です。この色と辛味を抽出して、あの澄んだ緑と爽やかな辛みを出しているとのこと。赤いラー油の「重い辛さ」とは方向が違う、軽やかな辛さ。地の野菜をそのまま調味料に翻訳したような一本です。
ラー油が、スナックになった

今回の受賞に合わせて、もう一つ動きがあります。米菓の阿部幸製菓と組んだ「わたや みどりのラー油スナック」の発売です。
40gで378円(税込)、7月18日から。販売は新潟県内の土産物店、阿部幸製菓の直売店とECサイト、わたや各店。ラー油そのものは少しハードルがあっても、スナックなら気軽に緑の辛さを試せる。入口としてはよくできた展開だと思います。
どの食卓で、何にかけるか

緑のラー油は、使い道を選びません。温かいご飯に少し、冷奴に一筋、焼いた餃子に添えて。赤いラー油より色がきれいなので、皿の上で映えます。
個人的に試したいのは、夏の晩のつまみです。冷奴とみどりのラー油、キンと冷えたビール。爽やかな辛さは、暑い夜のビールとよく合うはず。45gで907円は、ラー油としては安い部類ではありません。ただ、地の野菜からつくる色と辛さに払うと考えれば、納得のいく値段だと思います。まずスナックから、というのも十分ありです。
商品情報

- みどりのラー油:45g/907円(税込)/賞味期限180日/株式会社わたや(新潟県小千谷市)
- わたや みどりのラー油スナック:40g/378円(税込)/賞味期限150日/阿部幸製菓とのコラボ
- スナック発売:2026年7月18日/販売:新潟県内土産物店、阿部幸製菓直売店・EC、わたや各店
- 原料の特徴:新潟の伝統野菜「かぐら南蛮」から色と辛味を抽出
- 受賞:おもてなしセレクション2026 最高金賞(2025に続き2年連続)
- 公式:https://www.watayasoba.co.jp/midorinora-yu/
出典
- 株式会社わたや プレスリリース(PR TIMES):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000165700.html
- OMOTENASHI Selection(審査・最高金賞の仕組み):https://omotenashinippon.jp/selection/