竹籠の中の、150年。京都・和久傳が夏に出す「合鴨ロース 山椒香油 塩レモン」

竹籠の中の、150年。京都・和久傳が夏に出す「合鴨ロース 山椒香油 塩レモン」

竹籠の中に、合鴨ロースと、山椒の香りの油、塩レモン。京都の紫野和久傳が夏の挨拶用に出した一品です。涼やかで、いかにも夏の手土産らしい。ただ、この一箱の後ろには、思ったより長い時間が積み重なっています。

始まりは、1870年の丹後の旅館

Image: hako-mi/ai generated
Image: hako-mi/ai generated

和久傳の原点は、京都市内ではありません。

1870年、明治3年。丹後地方の峰山で、桑村傳右衛門が旅館として始めたのが起こりです。峰山は丹後ちりめんで栄えた町で、商人が行き交う場所でした。そこで宿と会合の場を提供し、老舗旅館として100年以上続いた。海の京都から始まった、というのがこの店の芯にあります。

料亭から、「おもたせ」へ

Image: hako-mi/ai generated
Image: hako-mi/ai generated

1982年、峰山から京都市内の高台寺近くへ移り、料亭「高台寺和久傳」として新たに始まります。

和久傳が面白いのは、料亭にとどまらなかったこと。本質は変えずに時代に合わせて形を変える、という考え方のもと、料亭の味を持ち帰れる「おもたせ」にした紫野和久傳が生まれました。百貨店や通販でも和久傳の味に触れられるのは、この発想があるからです。今回の夏の一品も、その延長線上にあります。

だから、竹籠のこの一品が出てくる

Image: hako-mi/ai generated
Image: hako-mi/ai generated

中身は、合鴨ロース230gに、山椒香油45g、塩レモン15g。竹籠に収められています。

山椒香油は、米胚芽油にぶどう山椒の粉山椒を合わせた特製の香味油とのこと。ぶどう山椒は、実が房のように大きく実る上質な山椒です。合鴨のしっとりした赤身に、山椒の痺れる香りと、塩レモンの酸。夏に食べたい涼しさが、味の設計に組み込まれています。賞味期限は7日間と短め。日持ちのする加工品ではなく、生ものに近い、料亭の手仕事だと考えたほうがよさそうです。

どの夏の夜に、何と合わせるか

Image: hako-mi/ai generated
Image: hako-mi/ai generated

こういう一品は、平日の慌ただしい食卓より、少しだけ整えた夜に似合います。皿に薄く切り分けて、山椒香油をひとたらし。

合わせるお酒は、冷やした日本酒か、軽めの赤ワイン。合鴨の赤身は赤ワインとも相性がよく、山椒の香りが後を軽くしてくれます。塩レモンの酸があるので、脂を重く感じさせない。夏の宵、窓を開けて、少しいい酒とゆっくり付き合う。手土産として誰かに持っていくのも、この季節らしい選び方だと思います。

商品情報

Image: PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000170469.html)
Image: PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000170469.html
  • 商品名:合鴨ロース 山椒香油 塩レモン/株式会社紫野和久傳
  • 価格:8,424円(税込)/竹籠入り/賞味期限7日間
  • 内容:合鴨ロース230g、山椒香油45g(米胚芽油+ぶどう山椒の粉山椒)、塩レモン15g
  • 販売:WEB先行販売 2026年7月1日~(公式オンラインショップ)、8月1日より全店舗/配送7月1日~8月下旬
  • 背景:1870年に丹後・峰山で旅館として創業。1982年に高台寺の料亭へ/公式:https://shop.wakuden.kyoto/

出典

この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下のボタンで教えてください。

関連記事